指1本でドア開く 走行中離席は危険 小5バス転落死・専門家検証

http://www.nishinippon.co.jp/nnp/national/20071228/20071228_001.shtml

吉崎君の身長は150センチ弱で、立っていればノブは腰付近の高さだ。しかしノブは幅2センチ、長さ10センチと小さく、ドアの内張りと同色で目立たない。相川さんは「体か服が誤ってノブに引っ掛かったのではないか」と指摘する。当時、バスは約70キロで走行。相川さんによると、この速度でドアが少しでも開いた場合、風圧で一瞬のうちに全開になるという。吉崎君がドア側に体を預けていたとすれば、ドアが開くと同時に路上に投げ出された可能性が高い。

東京外環道におけるマイクロバスからの転落死亡事故ですが、痛ましく、被害者もご遺族もお気の毒と言うしかありません。ドアが手動で開く状態になっていて、何らかの原因で全開状態になったことと、被害者がそこから容易に転落してしまう状態にあったことが、不運にも同時に重なっていたのではないか、と推測されます。事故というものは、一つの原因だけから発生するよりも、いくつかの原因が重なり合い、絡み合って起きる、という場合のほうが多いように思いますし、だからこそ、責任の所在を明らかにするのが難しい、ということも言えるように思います。
事故原因を徹底的に究明して、今後の安全対策に速やかに役立てる必要性を強く感じます。

2007レクイエム〜さよならあの人

http://mainichi.jp/select/wadai/graph/2007Requiem/

ここに出ているのは、皆、著名な人ですが、写真を見ていると、いろいろと思い出されることがありますね。でも、この人も、あの人も、亡くなって、もうこの世にはいないんだな、と思うと、寂しさが募ります。
パキスタンのブット元首相も、遂にテロによりその生命を絶たれるに至りましたが、

http://mainichi.jp/select/world/graph/20071227/index.html

繰り返しテロの標的になっても、パキスタン民主化を目指し、危険を省みず民衆の前に出て活動した結果の死であり、その勇気は賞賛されるべきではないか、と思います。かつて、暗殺の危険がありながらも、敢えて母国へ帰還する道を選択し、暗殺されてしまったものの大きな政変の切っ掛けを作ったフィリピンの指導者ベニグノ・アキノ氏のことが思い出されました。

追記:

暗殺2日前、ブット元首相「私の人生は神の手に」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071229-00000002-yom-int

ハサン氏は、25日にブット氏と電話で約15分間話した際、「テロの危険が迫っているという複数の情報を得た」と伝え、警戒を怠らないよう進言した。ブット氏はこれに対し、「お言葉はありがたいが、心配しなくても大丈夫。私の人生は神の手にある」と自身の運命を神に委ね、選挙活動を変更する考えがないことを強調したという。

人の生命は限りがあり、それを奪うことはできても、夢や希望は人から人へと受け継がれて行くものであり、それを奪い去ることはできない、ということを、テロリストは認識すべきでしょう。

仕事納め

今日は、午前中に、ある事件の関係で検事と面談するため東京地検へ行き、一旦、事務所に戻った後、ある事件で勾留されている被告人との接見のため東京拘置所へ行きました。午後4時少し前に接見申込をしましたが、番号が170番台で、弁護士接見がいつもよりもかなり多く、一般接見のほうも300番台になっていて、年内最終日を感じさせるものがありました。
接見後、六本木へ戻り、六本木ヒルズスパで、2時間余りトレーニングに励み、筋トレの後、1時間半ほどマシンを使って歩きながら、雑誌を3冊ほど読んで片付けました。
事務所は明日から年末年始のお休みに入り、年明けは4日からスタートします。私自身は、やることが多いので、30日までは仕事をして、31日、1日は休んで、年明けは2日から仕事を再開したい、と考えています。
まだ仕事が納められない状態での、気分だけ仕事納めの1日でした。