テレ東「激録・警察密着24時!!」、BPO放送人権委が審理入り

テレ東「激録・警察密着24時!!」、BPO放送人権委が審理入り(朝日新聞デジタル) - Yahoo!ニュース

この番組は、人気漫画「鬼滅の刃」のキャラクターを連想させる柄や文字の入った商品を販売したとして、会社役員らを不正競争防止法違反の疑いで愛知県警が捜査した事案を取りあげていた。テレ東は、逮捕された4人のうち3人が不起訴になっていたことを放送で言及せず不適切だった▽「逆ギレ」や「今度は泣き落とし」といった刺激的なナレーションを多用したり、「“ニセ鬼滅”組織を一網打尽」といったテロップを使用したりして配慮を欠いていた――などとして、今年5月28日に放送や公式サイトなどで謝罪。その後、警察密着番組の制作中止や関係者の処分を公表した。

この種の番組は視聴率が取りやすいのか、割とよく放映されている印象がありますが、警察目線の一方的な内容になりやすい危険性があるでしょう。捜査というのは、あくまで捜査機関が捜査機関なりの判断で行っているもので、不発に終わることもよくあることですから、あたかも捜査機関の思い描いたものが真実そのものであるかのような描き方をすれば、上記のような末路をたどることも大いにあり得ることだと思います。

この種の番組の安易な制作が持つ危うさ、リスクを浮き彫りにしたと言えると思います。