ホテルニューオータニ、月75万円の定額プランを発表 朝昼夕3食、掃除・洗濯サービス付き

ホテルニューオータニ、月75万円の定額プランを発表 朝昼夕3食、掃除・洗濯サービス付き - ITmedia ビジネスオンライン

滞在中の食事は、ホテルよりすぐりの約40種のメニューから選択可能。ランドリー、会議室、レンタルバイクの無料サービス(条件有)や、高速インターネット接続が用意され、駐車場も無料で利用できる。

 これを高いと考えるか安いと考えるかは、人それぞれだと思いますが、75万円の12ヶ月で900万円、これで上記のような至れり尽くせりのサービスが受けられて、三食食べられて(飽きるかもしれませんが)、ということになると、他にはそれほどお金はかけずに暮らすことも可能そうで、家賃が高いところに住んで何もかも自前、よりは、かえって安上がりかもしれません。

帝国ホテルでの同様のサービスが話題になっていましたが、ホテルとしても、固定客を確保でき、継続利用なので、そうでない客よりも手間も省ける面があって、今後、こういった展開は広がるかもしれません。

 

グーグルマップに校舎内写真は問題? 防犯上の指摘受け削除、広報目的で公開の学校も

グーグルマップに校舎内写真は問題? 防犯上の指摘受け削除、広報目的で公開の学校も(神戸新聞NEXT) - Yahoo!ニュース

担当者によると、同校は14年、校舎の大規模改修を実施。保護者や卒業生らにお披露目するために、校舎内各地点の360度画像の公開を、撮影業者に依頼したという。  だが、19年11月、保護者から不安の声が寄せられ、同校は業者に削除を依頼。だが、約50地点の画像は消去されず、保護者から再び指摘があった。同校は再度削除依頼を出し、本紙取材後の2月上旬以降、全画像が表示されなくなった。  同校の副校長は「保護者や卒業生らにきれいになった校舎内を見てもらう目的だったが、防犯意識が足りなかった。削除にも時間がかかってしまった。保護者の皆さんにもきちんと説明したい」としている。

 世の中の大多数の人々は善良ですが、ごく一部に悪意のある人もいて、インターネット上で不特定多数に公開するということは、悪意ある人々の目にも触れるということです。そういう事態が生じた場合に、悪意ある人々によって、現実的な、具体的な危険が生じる、生じる可能性が一定程度あるならば、そのような公開は適当ではない、ということになるでしょう。

学校といっても、大学のようにオープン度が高いものもあれば、高校までのように、オープン度が低く、また、小学校のように、無防備さが大きな児童がそこにいるというものもあります。状態に応じて、公開の是非、程度が慎重に検討されるべきであり、皆に知ってもらいたいから、わかりやすいから、といった単純な理由での安易な公開は問題があると思います。

そういった議論のきっかけに、この件がなれば良いと感じます。

吉沢亮主演大河ドラマ「青天を衝け」初回20・0% 大河8年ぶり大台の好発進 前作「麒麟がくる」超え

吉沢亮主演大河ドラマ「青天を衝け」初回20・0% 大河8年ぶり大台の好発進 前作「麒麟がくる」超え(スポニチアネックス) - Yahoo!ニュース

幕末から明治へ。時代の大渦に翻弄され、挫折を繰り返しながらも、栄一が青天を衝(つ)くかのように高い志を持って未来を切り開く姿を描く。吉沢は大河初出演にして初主演。タイトルは若き栄一が藍玉を売るため信州に旅した時、険しい内山峡で詠んだ漢詩の一節から採った。

初回を私も観ましたが、徳川慶喜渋沢栄一の出会いを初回に持ってきて、今後の展開に大いに期待できるものを感じさせて、上々のスタートだと思いました。

渋沢栄一は、司馬遼太郎坂の上の雲」でも、日露戦争を前に、児玉源太郎に説得され、ロシアの圧迫から日本を救うことを決意して、開戦慎重論から転換して戦費調達に尽力する姿が描かれています。幕末から明治、大正、昭和を駆け抜けたその姿が、垢の上の雲を見上げつつ勃興していった日本の姿とともに、どのように描かれるのか大いに楽しみです。

TBS「噂の!東京マガジン」31年半の地上波放送に幕 4月からBS移行!森本毅郎ら続投 全国放送に

TBS「噂の!東京マガジン」31年半の地上波放送に幕 4月からBS移行!森本毅郎ら続投 全国放送に(スポニチアネックス) - Yahoo!ニュース

TBSは「TBSグループのタイムテーブル強化の一環」と理由を説明。日曜午後1時枠は変わらず、総合司会の森本毅郎(81)らレギュラー陣も続投。名物料理コーナー「やって!TRY」なども継続される。地上波放送は終了となるものの、BS引っ越しで放送地域は全国に拡大する。

 東京では、日曜日午後1 時台にテレビ東京でなんでも鑑定団を再放送していて、私はそちらを観ているのですが、前に、噂の東京マガジンを割と観ていた時期があります。黒谷友香が出ていた頃だったでしょうか(古い?)。旬の話題をバランス良く取り扱っていて、おもしろく観ていた記憶がありますし、固定ファンも多いはずです。それだけに、こういった形での存続を喜んでいる人は多いでしょう。

現在は地上波だけでなくBS、CSもあって多チャンネル化しており、スポンサーがつくのであれば、地上波での人気番組をBSやCSに移行させ存続させるというのは良い方法だと思います。今後の良い先例になれば、と記事を読み感じるものがありました。

「五代目山口組 宅見勝若頭の生涯〜暗殺までの15328日〜」

 

たまたま、 Kindleの読み放題サービスの中のこれを読みませんかとポップアップしてきて、コミックでしたがおもしろそうだったので通読してみました。

私は、検察庁で暴力係検事をやったり暴力団関係の事件を多く担当させられたりして、弁護士になった後も、そういった分野には継続して関心を持ちつつ見てきましたが、日本の組織暴力を考える上で、山口組の歴史を知らずには語ることができないと感じています。その意味では、3代目田岡組長が狙撃され、その後、亡くなって4代目を巡り紛糾して、といったあたり以降の流れは、きちんと学んで押さえておくべきところです。

本書では、そういった歴史、流れが、コミックということもありわかりやすく出ていて、特に、そういった歴史、流れを手軽に知っておきたいという人にとっては適しているように思われました。

「アンネ・フランク 最後の7ヶ月」

 

 アンネ・フランクと家族は、アムステルダムの隠れ家で1944年8月にゲシュタポに逮捕された後、ヴェステルボルク強制収容所アウシュヴィッツ・ビルケナウ強制収容所を経て、アンネと姉のマルゴーはベルゲン・ベルゼン強制収容所へ移送されて、1945年2月から3月にかけ、2人は蔓延していた発疹チフスにより相次いで亡くなりました。同年4月に英軍がベルゲン・ベルゼン強制収容所を解放する、僅かに前のことでした。希望の光が2 人に差し込むことはなく、母のエーディトもアウシュヴィッツ・ビルケナウ強制収容所で亡くなり、生き残ったのは父のオットーだけでした。そのオットーが、ミープ・ヒースが守り抜いたアンネの日記を、戦後に世に出しました。

本書では、逮捕後、2人が亡くなるまでに、各強制収容所などで2人や両親に接した人々の体験談を掲載しています。いかに苦労していたかがわかり、胸に迫るものがあります。

先日読んだ、

 とともに、アンネ・フランクを知りたい人にとっては必読の書でしょう。

 

「兜町の風雲児 中江滋樹最後の告白」

 

 「兜町の風雲児」という表現に昭和的なものを感じますが、中江滋樹氏と言えば、昭和の終わりに一世を風靡した人物で、投資ジャーナル事件や、当時の有名アイドルとの浮名など、古い人ほど、ああ、あの人と思い出すでしょう。私もその1人です。

本書は、事故で亡くなる前の中江氏に取材を重ねていたジャーナリストの手になるもので、晩年の中江氏がどのようなことを言っていたのか、同氏の語る半生を含め、なかなか読み応えがあるものになっていました。

私自身は株には素人ですが、中江氏の語ること、感覚には独特なものがあり、一世を風靡したのもわかる気がしましたし、もっとうまく立ち回って、株の世界でもっと長く活躍できなかったのかと惜しい気もしました。

株に対する見方、考え方にも考えさせられるものがあって、私は1 度読んだ本はまず読まないほうなのですが、将来、再び読んでみたいと思わせる、そういう一冊でした。

腿筋を動かし一世を風靡した兜町の風雲児も、最後は困窮し、見舞う人もほとんどなくなり事故で不慮の死を遂げる、人生というのは難しいものだとしみじみ思いました。