博報堂子会社の元社員、会社名義で購入の金券など換金…27億円の損失

博報堂子会社の元社員、会社名義で購入の金券など換金…27億円の損失(読売新聞オンライン) - Yahoo!ニュース

博報堂プロダクツの元社員が、2016年から4年間にわたり、会社の名義で購入した金券や商品券を現金に換金し、流用していたという。

 なぜ、これほどの金券、商品券を会社名義で買えたのか、よくわかりませんが、業務の中で、金券、商品券を取引先に贈答で渡したり謝礼で送る、といったことが、この業界としてよく行われているのかもしれません。業務上の必要があると申請して社費で購入し、その後の使徒状況を、会社がきちんと把握しチェックするシステムになっていなければ、換金、流用はかなりやりやすくなりますから、不正は、そういったことを含めチェック体制が十分でない中、継続して繰り返されていた可能性が高そうです。

こういった不正で捜査上、支障が出やすいのは、換金したチケット屋の裏付けが取りにくかったり、業務上で使用したと弁解されるとなかなか排斥が難しい(そうではない、という裏付けが取りにくい)ことです。報道では27億円の損失となっていますが、刑事事件としての立件がされたとしても、かなりこじんまりとした立件にとどまる可能性もあると思います。

iPad用Apple純正キーボードはどれがいい? - iPadパソコン化講座

iPad用Apple純正キーボードはどれがいい? - iPadパソコン化講座 | マイナビニュース

どちらを購入するかは人それぞれですが、「iPadパソコン化」を目的にiPadをメインのマシンとして活用したいならば、Magic Keyboardの購入をおすすめします。Magic KeyboardはiPadを従来のパソコンのように使うためにリリースされたキーボードといっても過言ではなく、これまで説明したように、単なる文字入力だけに留まらない快適さを得られるからです。もし重量が気になるようであれば、別途Smart Keyboard Folioも購入して持ち運び時にだけ使うということも可能でしょう。

私はMagic Keyboardを使っていますが、記事にもあるように、実によくできていて使いやすく、これとiPadがあれば、出先でPC がなくてもそれだけで大体のことは済んでしまいます。会社などでPCを使える人が、プライベートではiPadとMagic Keyboardだけで済ますことも十分に可能でしょう。

ただ、Magic Keyboardは3万円超と高いので、それとiPadを買うと、最近出たMacBook Airと値段があまり変わらなくなります。マック系のノートPCを持ち、Magic KeyboardとiPadも持ち、となると、機能が被る上にお金もかかるので、自分がどういうスタイルで使いたいかをよく考えた上で、何を買って使うか決めたほうが良いと思います。

ただ、アップル信者というものは、機能が被ろうがどうなろうが、良いものはどんどん買って買ったものはバリバリと使えば幸せになるものなので(笑)、お金がある限りあまり気にせずどんどん買うのも悪くないでしょう。

スカイマーク佐山会長に聞く「全コロナ闘病記録」と、そこから見えたこと

スカイマーク佐山会長に聞く「全コロナ闘病記録」と、そこから見えたこと(BUSINESS INSIDER JAPAN) - Yahoo!ニュース

「新しくコロナ専用の“ハコ”(病床)を作り、一箇所にコロナ患者を集めたほうが、コロナ関係の医療従事者の移動が少なくてすみ、負担も減る。コロナ患者がたくさんの病院に分散しているよりも、院内感染も防ぎやすい。中国や米国のニューヨーク州がコロナ専用病棟を建設したように、空き地に突貫工事で建設してもいいし、まだ使える小学校の廃校などの空いている施設を利用してもいいかもしれない。第一波の後にそうした対策を打つべきだったように思う」

 こうした闘病記を読むと、容態が急変することがあり、それに対して十分に供えた上で、迅速に対応することの重要性を強く感じます。

既に繰り返し指摘されてきたことですが、東京オリンピックをもっと早く中止決定し、選手村、宿舎の施設を佐山氏が指摘するような「コロナ専用のハコ」に使用するべきだったと思います。いまだに未練がましく中止決定を出さない日本政府にはあきれるばかりです。

コロナ禍には人災の部分もかなりあると言えるでしょう。

 

<麒麟がくる>光秀と信長の「不思議な友情物語」終幕 「太平記」から30年…脚本・池端俊策「歴史は繰り返す」

<麒麟がくる>光秀と信長の「不思議な友情物語」終幕 「太平記」から30年…脚本・池端俊策「歴史は繰り返す」(MANTANWEB) - Yahoo!ニュース

脚本を手掛けた池端俊策さんは、「光秀は信長を殺したくて殺すわけでもなく、憎らしいから殺すわけでもありません。やむを得ず、自分の親友を殺したんです」と位置づけると、「ここまで一緒に歩いてきて、一緒に夢を語った相手を殺すのはつらいですから、本能寺で信長を殺しても『やった!』という快感ではなく、悲しさがありますし、大きな夢を持った人間は、やはり大きな犠牲を払わなければならない。その心の痛みを描きました」と振り返った。

 先日、永青文庫で開催されていた

www.museum.or.jp

を見学に行って、織田信長明智光秀に宛てた書状をじっくりと見たのですが、明智光秀は余程に有能だったと見え、信長は大きな権限を与えて困難な仕事を任せ、それに対し光秀も大いに応えていて、信長の強い信頼があったことを感じました。本能寺の変という結果から、とかく両者の確執がクローズアップされがちですが、本能寺の変があった年の正月に、光秀が信長の書を飾りつつ茶会を催していたことからも、変の直近まで両者はそれなりに良好な関係にあったと推測されます。

だからこそ、本能寺の変の動機が謎とされるわけですが、私自身は、やはり、光秀として、信長の専横を阻止し、より良き天下を実現したいという、戦国武将としての意欲、気概が大きく作用したのではないかと感じています。その意味で、麒麟がくる、というドラマの題名、コンセプトは適切だったと思いますし、そういった光秀の思いや迷い、最終的な決断といったことが、ドラマでは限られた時間の中でうまく描かれていた印象を持ちました。

ドラマでは、光秀が死んでいなくて生きているのではないかと匂わせつつ終わりましたが、山﨑の合戦後に敗死したかどうか、リアルな生死を問題にしたというよりも、人は常に光秀のような葛藤の中にあり、光秀が持っていた意欲や気概、天下を平かにし民を安んじるという夢や目的といったことは、不滅であり多くの心ある人々の中で生き続けるのだ、あなたたちの心の中で明智光秀は生きているのだという、そういうメッセージが込められているように、私には感じられました。

 

 

浮かび上がる動機 未解決、元尾道市長夫妻殺害事件 41年目の真相<前編>

浮かび上がる動機 未解決、元尾道市長夫妻殺害事件 41年目の真相<前編> | 中国新聞デジタル

事件から41年。犯人を追う捜査員はすでにいない。しかし、長男で尾道市議の佐藤志行さん(62)は確信めいた思いを抱いているという。鍵は寝室に散乱していた借用書。「動機は金銭トラブルではないかと思うんです」

この事件が起きた当時、私は広島の高校生で、大事件として報道されていたことは今でも覚えています。それだけに、この記事は興味、関心を持って読みました。

別の記事では、夫はほぼ即死状態であったのに対して妻は数十箇所を刺され、借用書の保管場所を聞き出すために、犯人が妻に執拗に切りつけながら聞き出したのではないかという推測が書かれていて、確かに、あり得る犯行状況ではないかと感じるものがありました。

事件に時効はあっても真実に時効はない、そう感じさせるものがあります。後編も読んでみたいものです。

 

神奈川・逗子斜面崩落1年 「責任の所在明らかに」遺族が区分所有者ら提訴へ

神奈川・逗子斜面崩落1年 「責任の所在明らかに」遺族が区分所有者ら提訴へ(カナロコ by 神奈川新聞) - Yahoo!ニュース

民有地の崖地の対策不足や管理責任が浮き彫りになった事故。これまでに、事故前日にマンション管理人が亀裂を発見していたことや、管理会社が亀裂の存在を行政に伝えていなかったことなどが明らかになっており、事故の兆候が見逃されたことに、悔しさを抱いている。

一年の節目に、提訴に踏み切ると決めた。区分所有者らに対し、管理に不備があって事故が起きれば過失がなくても賠償責任を負う「土地工作物責任」を問い、当時の管理人や管理会社側に対しては、安全対策を怠って事故が起きたとし、1億1800万円の損害が生じたと訴える。

 土地工作物責任は、民法 717条で

土地の工作物の設置又は保存に瑕疵があることによって他人に損害を生じたときは、その工作物の占有者は、被害者に対してその損害を賠償する責任を負う。ただし、占有者が損害の発生を防止するのに必要な注意をしたときは、所有者がその損害を賠償しなければならない。

 と定められていて、「瑕疵」がある以上、故意過失を問わず責任を負うと解されています。それだけ、特に所有者に課せられた責任は重いということでしょう。所有による利益を得る以上、生じた損害も負担させるという発想に基づくものと考えられています。

本件事故が、瑕疵に基づくことはおそらく争いようがないので、マンションの区分所有者は、刑事事件については過失の有無が問題になって刑事責任まで問われるかどうかはなんとも言えませんが、民事については損害賠償責任を負う可能性が高いでしょう。

こうした危険性を抱えた不動産物件というのはかなりあるものと推測され、面倒だからといってただ放置すれば済むものではなく、思いがけない厳しい責任を問われる場合もあることは、占有、所有している者は認識し、必要な対策を講じる必要があると思います。

 

「思い出のアンネ・フランク」

 

 5年ほど前にオランダへ行った際に、足を伸ばして、アンネ・フランク終焉の地であるベルゲンベルゼン強制収容所跡へも行って見学しました。

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その当時から、この「思い出のアンネ・フランク」の存在は知っていて、読まねばと思いつつも読めずにいたのを、最近になってやっと通読しました。

著者のミープ・ヒースは、アンネの父親オットーの会社で働いていた人物で、アンネらの潜伏中は食糧を差し入れるなど危険を顧みず献身的に協力し、アンネらがゲシュタポに逮捕された後、隠れ家内にあったアンネの日記を回収して保存し、それが戦後、公開されるに至っています。

日本語訳もよくできているせいか、事実を淡々と述べていて、当時のオランダ人目線で、ドイツに抑圧された人々の苦しみや苦労も赤裸々に語っています。連合軍がオランダ解放へ向けオランダへ迫る中、アンネらが逮捕された様子もよくわかり、アンネ・フランクに関心を持つ人にとっては是非とも読むべきものでしょう。遅ればせながら通読することができて良かったと感じています。

アンネ・フランクや姉マルゴーらの魂は、今でも我々を見つめ、再びあの惨禍が起きないことを願っていることでしょう。それに応えられるかは、今を生きる我々の課題だと思います。