「五代目山口組 宅見勝若頭の生涯〜暗殺までの15328日〜」

 

たまたま、 Kindleの読み放題サービスの中のこれを読みませんかとポップアップしてきて、コミックでしたがおもしろそうだったので通読してみました。

私は、検察庁で暴力係検事をやったり暴力団関係の事件を多く担当させられたりして、弁護士になった後も、そういった分野には継続して関心を持ちつつ見てきましたが、日本の組織暴力を考える上で、山口組の歴史を知らずには語ることができないと感じています。その意味では、3代目田岡組長が狙撃され、その後、亡くなって4代目を巡り紛糾して、といったあたり以降の流れは、きちんと学んで押さえておくべきところです。

本書では、そういった歴史、流れが、コミックということもありわかりやすく出ていて、特に、そういった歴史、流れを手軽に知っておきたいという人にとっては適しているように思われました。