戦国廃城紀行:敗者の城を探る

 

戦国廃城紀行: 敗者の城を探る (河出文庫)

戦国廃城紀行: 敗者の城を探る (河出文庫)

 

 前に買って読めずにいたのですが、Kindle版が出ていることをたまたま知り、キンドルで通読しました。

城というと、とかく、立派な天守閣があったり、江戸期にまで栄えた「勝者」の城へ目が向きですが、そういう城はごく一部で、多くは敗者のものであった、今では顧みる人もほとんどないものでしょう。本書では、そういった敗者の廃城を、歴史を振り返りながらたどっています。中には、私も以前に訪ねたことがある佐和山城石田三成の居城)もあり、訪ねた当時のことも思い出しながら、しみじみと読みました。

キンドルでいつでも読める状態になっていますから、紹介されている城の近くへ行く機会があれば、改めて読み直しつつ、訪ねてみたいと思っています。

文章も読みやすく、こういった分野に興味、関心がある人にはお薦めできます。

最新テクノロジーを採用していないiPhoneがなぜ強いのか(佐野正弘)

最新テクノロジーを採用していないiPhoneがなぜ強いのか(佐野正弘) - Engadget 日本版

ではなぜ、技術面で他社に先行を許しながらも、iPhoneが高い人気を博し続けているのでしょうか。それはやはり技術とインターフェイスのバランスが良く、使い勝手を重視しているが故といえるでしょう。最近であれば折り曲げられるディスプレイを採用したスマートフォンなどがそうであるように、先端のテクノロジーを採用したスマートフォンは確かに"凄さ"を感じさせますが、一方で粗削りな部分も多く、実装の仕方によっては逆に使い勝手を損ねてしまうケースも少なからずあります。

この記事で指摘されている通りで、iPhoneの強みは、その総合力にあると思いますね。

直感的に使えますし、PCやタブレットとの連携もうまく取れ、iCloudも使い勝手が良くて便利です。

カメラ機能など、Androidのハイエンド機が先行しているものもありますが、そういった機能を重視する人は、Androidに乗り換えるか2台持ちすれば済むことです。

日々の生活の中で、様々なシーンで使うスマートフォンとして、iPhoneは安定して高機能を提供していて、今後もその強みは続くでしょう。

届いたiPhone11Pro maxをセットアップして愛でながら、そういったことをしみじみと感じています。

 

 

Mate 30とP30の違いは? グーグル抜きでの成算は? ファーウェイに聞く

ASCII.jp:Mate 30とP30の違いは? グーグル抜きでの成算は? ファーウェイに聞く

まずは春先に発売される「P」シリーズと、秋発売の「Mate」シリーズの差別化について。ここ数年はどちらのモデルも発表時点で最高のカメラ機能を搭載しており、Mateシリーズは新型チップセットを真っ先に採用することから「P=カメラ&ファッション」、「Mate=ビジネス&テクノロジー」という区分がされていた。

 しかし今回発表されたHUAWEI Mate 30シリーズにはHUAWEI P30 Proが採用するペリスコープカメラは搭載せず、光学ズーム性能もHUAWEI P30 Proの5倍に対し、3倍とやや見劣りする。カメラ性能だけを比べるとHUAWEI P30 Proのほうが高い。

 ホー氏は2つの製品の方向性を「Mate 30のカメラは写真より動画にフォーカスして開発した。そのためペリスコープレンズによる高倍率を求めるのではなく、4K 60fps撮影などを可能にする世界初のシネ・カメラを開発した」と話す。

GMS抜きのスマートフォンは、中国ではファーウェイをはじめ各社が販売しており、中国のデベロッパーも各メーカーのストア向けにアプリを提供している。この実績もファーウェイが独自のアプリエコシステムを構築する決断を早まらせたのかもしれない。HMSチップセット、OS、サードパーティーアプリとは独立しており、それぞれに依存しないオープンなシステムだ。

 私は、PシリーズとMATEシリーズの棲み分けがどうなっているのか知らなかったのですが、この記事を読み、大まかな位置付けがわかりました。

最新のMATE30での注目は、グーグルアプリが搭載されていないことですが、考えようによっては、グーグルに依存しっぱなしというのも脆弱さはあるわけで、1台しかないスマートフォンでグーグルアプリが使えないのはさすがに困りますが、複数のスマートフォンタブレットの中にグーグルアプリがないものがあるのも、全面依存脱却という意味では良い点もあるように思います。

MATEシリーズは、日本では発売が難しそうですが、今後のファーウェイのフラッグシップモデルの動向を見る上で、1つの先駆的な存在になるかもしれません。

 

 

Leicaクアッドカメラ搭載スマホの実力を徹底チェック! 「HUAWEI P30 Pro」レビュー

ASCII.jp:Leicaクアッドカメラ搭載スマホの実力を徹底チェック! 「HUAWEI P30 Pro」レビュー (1/3)|ファーウェイ通信

Leicaクアッドカメラは、メインとなる広角(35mm判換算で27mm相当)の約4000万画素カメラ、超広角(同16mm相当)の約2000万画素カメラ、光学5倍ズーム(同125mm相当)の約800万画素の望遠カメラの3つに加え、より正確なボケ効果やAR撮影を実現する深度測定用のToFカメラという構成だ。もちろんインカメラも約3200万画素と高画素になっている。

私が今まで使用したAndroidスマートフォンの中でも、これは傑出して素晴らしいものだと感じています。

特に、カメラ機能が秀逸で(最新iPhoneがトリプルカメラで騒がれていますが、これは4連カメラです)、様々なシーンで満足いく撮影が可能です。最近は画像をSNSにあげることが多くなっていますが、見栄えがするものが上げられて嬉しくなります。

カメラ機能を重視する人なら、iPhoneHEの買い替えは見合わせてこちらにしたほうが満足度は高いでしょう。 

もちろん、その他のスマートフォンとしての機能も、使いやすいものがあります。

強くお勧めできる一台です。

東電旧経営陣に無罪判決 刑事司法の限界示す

東電旧経営陣に無罪判決 刑事司法の限界示す(河北新報) - Yahoo!ニュース

刑罰の適否を慎重に検討する裁判所は「運転停止を義務付ける程度」の高い信頼性があったかどうかを吟味。専門家らの間に疑義が生じていたことを重視し、信頼性を否定した。不起訴とした東京地検と同様の判断で、市民と法律家との間で地震予測に対する捉え方の違いが際立った。

刑事裁判は被告個人の責任を厳格に審理し、多くの部署が関わる大企業ほど立証が困難になる。判決では東電が国の規制に従っていた点も考慮された。民事訴訟では東電の過失を認める判断が続いており、過失は特定個人ではなく「組織全体」にあったと見ることもできる。

 刑事の過失の捉え方には、「直近過失論」と「段階的過失論」があり、実務では直近過失論が採られています。

自動車事故で言うと、速度超過→前方不注視→ハンドル操作の誤りで事故が起きた場合に、事故と直接的な因果関係のあるハンドル操作の誤りのみを過失とするのが直近過失論、一連の過失を全体として捉えるのが段階的過失論と言えるでしょう。

ただ、直近過失論でも、直近「唯一」過失論と、結果に因果関係のある、結果に近い複数の過失も許容する考え方があって、上の例で言うと、「前方不注視中に、その影響もあり慌ててハンドル操作を誤った」という関係にあれば、前方不注視、ハンドル操作の誤りを過失と捉えるのが後者です。

そういった観点で見た場合、本件で、「運転停止を義務付ける程度」にまで高度な予見可能性を求めさせた、過失の捉え方はどうだったのかは検証すべきではないかと思われますし、より現実的に、運転停止前の、例えば全電源喪失を防止するような措置を問題とするような過失の捉え方ができなかったのか、そこは疑問を感じるものがあります。

単なる危惧感程度では、予見義務、結果回避義務を追わせるのが相当ではないとしても、様々な情報が積み重ねられ、特に原子力発電所のような高度な安全性が求められる施設について、それなりに具体性を持った予見義務、結果回避義務を負わせることが相当であるというレベルは、今回の判決が設定したレベルよりも、もっと下にあっても良いのではないか、あまりにもハードルを上げすぎては実態に即さず、刑事責任の在り方としても妥当なものではないのではないかということも、改めて考えてみる必要があるように思われます。

そういったハードルをあまりにも低く設定し過ぎれば、人の行動の自由を成約しすぎますが、さりとて、特に原子力発電所のような、それ自体が大きな危険性を持つ施設について、ハードルをあまりにも高く設定し過ぎれば、多数の人々の安全が危険にさらされてしまい、現にさらされたという厳しい現実が発生しています。

先日、

yjochi.hatenadiary.com

で述べた問題状況の中、裁判所が「踏み込まなかった」、そこが今後、上訴審でどのように判断されていくかが注目されると思います。

 

風俗店火災、元社長ら不起訴=さいたま地検

風俗店火災、元社長ら不起訴=さいたま地検(時事通信) - Yahoo!ニュース

さいたま市大宮区で2017年12月、風俗店の入るビルが焼け5人が死亡した火災

地検は不起訴の理由を明らかにしていない。

 この火災については、マスコミから求められコメントした記憶があるのですが、大きな火災であり死者も複数で、こういった事件については、簡潔であっても不起訴理由を明らかにしないと、何が問題だったのか世間にはわからず、今後の安全対策や再発防止にもつながらないように感じます。

関係者のプライバシー等を尊重するあまり、情報を秘匿しすぎることの弊害ということも真剣に検討する必要があるでしょう。

検察の広報の在り方は、ある程度改善されてきた面があるものの、まだまだ情報を出し渋りすぎという印象を受けます。

 

 

実際に使ってわかった「iPhone 11」の超絶進化

実際に使ってわかった「iPhone 11」の超絶進化(東洋経済オンライン) - Yahoo!ニュース

どちらも十二分な処理性能とバッテリーライフを備え、既存のiPhoneと比べて驚きの連続が待っているスマートフォンだ。ここはひとつ、好きな色で選んでみてはどうだろう。筆者はコケが好きなので、iPhone 11 Pro Maxのミッドナイトグリーンを選ぶことになるだろう。

私は、今回のiPhoneを導入するかどうか迷っていたのですが、魅力に抗し難く、上記の記事の筆者お気に入りのものと同じものをドコモオンラインショップで予約しました(256G)。発売日当日の入手は難しそうですが、発売後、2、3日中には入手できそうで、今から楽しみにしています。

記事をじっくりと読みましたが、特に期待するのはカメラ機能ですね。かなり良い写真が撮れそうなので、ここは実に楽しみです。

Androidも、最近は良くなって結構使っているのですが、やはりiPhoneの使いやすさは、「慣れ」もあって代え難いものがあります。 手にしたら、新色のミッドナイトグリーンを見ながら、じっくりと使い込んでみたいですね。