トランプ氏、全勝の勢い 民主と共和、候補指名へ16州・地域投票 スーパーチューズデー・米大統領選

トランプ氏、全勝の勢い 民主と共和、候補指名へ16州・地域投票 スーパーチューズデー・米大統領選(時事通信) - Yahoo!ニュース

共和党は15州で実施され、独走中のトランプ前大統領(77)がヘイリー元国連大使(52)に全勝し、指名獲得を確実にする勢いだ。

報道を見ていると、アメリカの保守派、国粋主義者に支持されたトランプの勢いが強く、大統領に当選する可能性もかなり高いのではないかと感じられます。

そうなった場合、アメリカ優先、他国の都合は後回しという政策が次々と採用される可能性が高いでしょう。日本も防衛努力をさらにも求められ、多大な負担を求められることになる可能性が高いと思います。

負担は、頑張ればなんとかなりますが、怖いのは、日本が核攻撃を受けるような事態になっても、アメリカが核で報復せず日本を見捨てることでしょう。アメリカ本土、アメリカ国民が核攻撃を受ける危険を冒してもアメリカが核で報復するのかを考えた際、トランプの言動を見ていると、そこまでやってくれるとは考えにくいものがあります。それを見越して、近隣の敵対国が核で威嚇してくるということも十分にあり得ます。

現在の日本では、アメリカと同盟関係になれば日本は安泰という風潮が主流ですが、日本全土にアメリカの基地があるということは、日本を守ることに資する反面、日本が攻撃される原因にもなります。世界中で敵がいるアメリカの同盟国であるだけで、アメリカと一体と捉えられて攻撃対象になる、そういうリスクを真剣に考えたことがある日本人は多くはないでしょう。

日独伊三国同盟で、特にドイツに依存して破綻した歴史もあり、特定の国に依存しすぎることの危険、リスクを、冷静に検討しつつ日本の今後を考えるべき時期に来ているような気がします。