「年収1000万円ー「勝ち組」家庭の残酷な真実」

 

最近出た本ですが、興味を感じて通読してみました。

年収1000万円といえば、平均年収を大きく上回り、勝ち組、成功者というイメージで捉えられがちですが、その内実はどうか、ということが豊富なデータに基づきわかりやすく論じられています。

住居費、教育費等々がかさみ、年収が高いことから所得制限により各種給付も受けにくく、内実は非常に厳しいという現実が紹介されています。

特に感じたのは教育費の重い負担であり、ここを大きく改善するだけでも、子供を持つことによる負担が大きく軽減され、少子化改善につながることが強く実感されました。

とても参考になった1冊でした。