川越シェフ「食べログ」書き込みにキレる  「水だけで800円、当たり前です」

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130614-00000004-jct-ent
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130614-00000004-jct-ent&p=2

年収300万円、400万円の人が高級店に行って批判を書き込むこともあるが、そういう人たちには高級店の企業努力や歴史がわからない。以前に自分の店が「水だけで800円も取られた」と非難されたが、
「当たり前だよ!いい水出してるんだもん。1000円や1500円取るお店だってありますよ。そういうお店に行ったことがないから『800円取られた』という感覚になるんですよ」
と語った。

私が時々行く六本木ヒルズクラブでは、パンナというミネラルウォーターが出されていて、これが、なかなかナチュラルな、良い感じなのですが、確か、1リットルサイズで1000円くらいすると思います。ただ、ネット通販で見ても、パンナの1リットルが1ダースで5000円くらいしているので(1本400円くらい)、1000円というのは(確かそれくらいだったと思うのですが)、利益が乗っているなど諸々の事情を考えると、安くはないもののやむを得ないかな、という気はします。普通の水(無料)も、飲んでまずくはないので、私は、知人等と会食する際はパンナを頼むことが多いですが、1人の時は普通の水を飲んでいます。
コストがかかっている水を飲めばそのコストを負担する(出すほうも商売なので利益も乗せられて)ということになりますが、そういうコスト構造にはわかりにくさもあり(利益を乗せすぎという批判も当然あり得るでしょう、水はともかく高級店で出されるワインについては私はそういう印象が強いですね)、上記の記事は、そうした認識、理解の、店側と客側のギャップを浮き彫りにしているような気がします。客側も勉強が必要ですが、店側も、年収云々と軽蔑したような物言いをするのではなく、できるだけ理解してもらうよう、説明が必要でしょう。料理を作っている人間の品性に疑問が持たれるようでは、おいしい料理もまずく思えてきてしまいます。