「スマホ買うなら12月26日まで!」とショップが声高に叫ぶワケ 27日スタートの“新しい割引規制”とは? 房野麻子の「モバイル新時代」

「スマホ買うなら12月26日まで!」とショップが声高に叫ぶワケ 27日スタートの“新しい割引規制”とは?:房野麻子の「モバイル新時代」(1/2 ページ) - ITmedia NEWS

 これまで通信プランとセットで購入する際、端末の割引額は一律2万2000円が上限とされていたが、それを原則4万4000円まで引き上げる。ただし、端末価格が4万4000円から8万8000円までの場合は価格の50%、4万4000円以下の場合は2万2000円が割引の上限になる。

 割引額が上がったのだから、それだけ端末をお得に購入できるようになるかといえば、そう単純ではない。セット割とは別に、回線契約なしでもスマートフォンの単体購入で適用される割引、いわゆる「白ロム割」が、27日からは規制対象になるからだ。つまり、回線契約とセットで販売する端末は、すべての割引を含めて上限が4万4000円となる。

私は、11月に、NTTドコモがやっていたiPad Pro大幅割引の恩恵を受けて、1テラセルラーモデルを6万6000円引きで白ロムで買ったのですが、そういうことも、今後はできなくなるのでしょう。

そもそも、回線と抱き合わせて大幅割引することで、割り引いたものを回線で回収するから好ましくないという趣旨であったように思うのですが、白ロム割では回線とは別に売るわけですから、なぜそういう売り方がいけないのか、よくわからないものがあります。

官が民の取引に介入するのは、消費者保護とかの観点に立ちつつ必要最小限にすべきで、過剰な規制は官製不況を生み出すことにもつながり好ましくないと私は考えています。