消える本田宗一郎の執務室 遺志を尊重、移築せず

消える本田宗一郎の執務室 | 千葉日報オンライン

移築はせず、室内のゆかりの品はホンダ関連施設で保管し、一般には公開しない。ホンダは本田宗一郎の遺志を尊重し「創業者を神格化していないため」と説明している。

本田宗一郎は「創業者といえども一個人である」「(自分の)写真を飾るのも嫌いなんだ」と語っていたという。

本田氏は、日本の自動車産業を牽引、発展させ、厳しい排気ガス規制をクリアしたCVCCエンジンを世界に先駆けて開発するなど、昭和の輝ける日本を代表する人物として多くの人々の脳裏に蘇る人物です。

その人物が使っていた執務室がなくなるのは寂しいことですが、過去にこだわるな、未来へと進めという本田氏の言葉が聞こえてきそうで、いかにも本田氏の執務室らしいという気がします。