車の「バンパー」ってもはや「死語」の世界!? 安全守る「鉄の棒」はどこへいったのか

車の「バンパー」ってもはや「死語」の世界!? 安全守る「鉄の棒」はどこへいったのか(くるまのニュース) - Yahoo!ニュース

そもそも本来の用途であった衝撃吸収ですが、実はバンパー単体だけでなく、クルマのフロント骨格部全体で衝撃を受け止めることで客室部を守るという安全設計思想は、既に1960年代には一般化していました。  サイドモールとともに、バンパーは依然として軽度の衝突から車体を守る役割を果たしているものの、それもフォルムとの一体化にともない、形状の意味合いすら形骸化していくのです。

フォルクスワーゲンビートルのタイプ1は、前後にガッチリとしたバンパーが付いていて、安定感、安心感があります。

ヨーロッパの古い映像で、狭い道に自動車が間を詰めて駐車していて、出ようとする車両が、前後の車両にバンパーをぶつけて間隔を作って出ていく、というものがありましたが、現状のような、バンパーが車体と一体化した構造では、そんなことはできません。

車というものは、ちょこんと軽くぶつかったり角をちょっとこすったりといったことは起きがちで、そのためにも、従来型のバンパーには衝撃を吸収し車を防護するメリットがあるのに、と私は前から思っていました。スタイル重視の流れの中では今更感がありますが。

そういった意味で、上記の記事には興味関心を感じつつ読みました。