菅政権肝いりの「キャリアメール持ち運び」、どこまでニーズがあるのか?

菅政権肝いりの「キャリアメール持ち運び」、どこまでニーズがあるのか?(ITmedia Mobile) - Yahoo!ニュース

スマートフォンの普及によって、モバイルでのインターネット常時接続が当たり前となり、「LINE」などのメッセンジャーアプリや、さまざまなSNSの利用が拡大した。その影響でキャリアメールは価値を落とし、利用が減少していくこととなる。スマートフォンの普及以降にモバイルを利用使い始めた若い世代はキャリアメールをほとんど利用しないとも言われており、そうした世代をターゲットとした「ahamo」などのオンライン専用サービスではキャリアメールが提供されていない。

 今は、フリーメールも簡単にアドレスが作れて便利になっていますし、SNSも大きく普及していて、キャリアメールがないと困ると考えるのは、昔からキャリアメールを使い続けていて、フリーメールやSNSが活用できていない人、ということでしょうね。年齢的には中高年、特に50代以上の、インターネットを使いこなせていない、時代の流れに乗り遅れた、乗れなかった人が典型的でしょう。

そういう人々が、キャリアメールの持ち運びができるようになったとしても、キャリアを替えてMNPするかというと、その割合はかなり低いのではないかと推測されます。インターネットも使いこなせずキャリアメールにしがみついているような人が、わざわざMNPするでしょうか。

ニーズというのは読みにくいものですが、総務省に集まっているような、時代の流れが見えていない「有識」者や頭の固い役人の頭に浮かんだ妄想が一人歩きしているように思います。