かみ合わない質疑・言い間違い続出…会食自粛の首相、ストレス蓄積?

かみ合わない質疑・言い間違い続出…会食自粛の首相、ストレス蓄積?(読売新聞オンライン) - Yahoo!ニュース

首相の1日の行動を記録した読売新聞の「菅首相の一日」によると、昨年9月の就任以来、首相は1日も完全休養に充てることなく公務をこなしている。昨年の大みそかに東京都で1300人超の新規感染者が発表されると、元日を含めて連日、田村厚生労働相らと対策を協議した。

 新聞で、首相動静が掲載されていますが、それを見ると、毎日、分刻みで動き様々な会合に出席し(大体は頭だけでしょうけれど)膨大な人と会っています。しかし、そこまで首相自身がやらなければならないのか、根本的に考え直す必要はあるでしょう。補佐官的なスタッフに、そういう会合に出たり人に会ったりという作業は大きく委ねて、首相自身は、大きな決断を要するところに集中しないと、大局的な判断を誤りかねません。そういう判断の誤りを犯しつつあって支持率低下を招いているのが今という見方も十分に成り立つでしょう。

戦史の本を読んでいた際、アメリカ太平洋艦隊を率いていたスプルーアンス提督が、戦時中も、午後9時か10時になったら寝室へ入って寝ていた、というのを読んだ記憶があります。しっかりとした幕僚に支えられてのことだったとは思いますが、指揮官に求められているものは何か、雑事に追われ大切なものが見失われていないか、人をうまく使いこなす重要性といったことを改めて考えさせられます。