大雪被害の中…首相の行動に疑問

http://news.livedoor.com/article/detail/8542958/

ニュースサイト『時事ドットコム』に掲載されている首相動静を見ると、「午後5時49分、東京・赤坂の天ぷら料理店「楽亭」着。支援者らと会食」と記載、その後は私邸へ帰宅したと書かれていた。

確かに、日本はこれだけの大国ですから、首相が様々なことに首を突っ込めば良い、というものでもはなく、きちんと機能すべき組織が機能している中で、支援者と会食したり天ぷらを食べても、それがおよそ許されないというわけではないでしょう。
ただ、これだけ多数の人々が雪害から抜け出せず苦しんでいる状況ですから、首相もこの問題に取り組んでいることを国民がわかるようにすることも大切なことでしょうし(ずっと私邸にいました、では私たちのために何もやってくれていないのではないかと不安になる人も少なくないでしょう)、そういう取り組みをしていると皆が認識している状態であれば、「天ぷら」がここまでクローズアップされることもなかったでしょう。
リーダー像は、一義的なものではありませんが、民主主義国家におけるリーダーには、民衆への共感力、共感しつつ適切に仕事を進めている姿を知らしめることでより信頼を獲得すること(信頼できるリーダーであると思える存在であること)が求められているのではないかと思います。その点、例えばオバマ大統領の行動を見ると、出るべき時、言うべき時に、適宜、適切に行動に出ていて、さすがと思わせるものがあります。
その点、首相の、記事にあるような動静には、いかがなものかと思わせるものがあったと感じますし、リーダーの在り方として教訓になるものがあったようにも感じます。