陸自の戦車に変化が? 総火演で見た花形は戦車じゃなかった

陸自の戦車に変化が? 総火演で見た花形は戦車じゃなかった(くるまのニュース) - Yahoo!ニュース

陸上兵器でいえば、戦車の維持費は非常に高め。仮に10式戦車を30年運用する場合、1年あたりにかかる維持費は3000万円以上というデータが出ています。90式や74式についてはさらに旧式のため、運用コストは、さらに高価であることに違いはありません。
一方、戦車に比べて装輪戦闘車は、維持・運用がしやすいようです。たとえば、輸送を考えただけでも、前述のように専用の運搬車が必要な戦車に対して、装輪戦闘車は自走が可能です。戦車は時として、民間の運搬車を借りて移動することもあるそうなので、そのコストだけでも違いが出てきます。

 かなり昔に、自衛隊富士学校で90式戦車に試乗したことがあるのですが、その際にも、ここへ搬入するのに解体した状態で運び入れたとか、橋によっては渡ると落ちてしまうので渡れない、といった話を聞かされて、北海道の原野でソ連軍を迎え撃って大戦車戦を展開するような使い方以外に、どういう使い方があるのか、疑問を感じたことが思い出されます。

日本の国土や想定される現実的な戦闘に即して、兵器も準備されるのは当然のことですし、納税者としては、十分に戦える、経済効率の良い兵器を準備することで経費節減、有効使用をしてほしいところです。

憲法改正と、大上段に振りかぶって抽象的な議論にうつつを抜かす前に、現行法制下で、日本を十分に防衛できる強靭な防衛力を整備することを考えなければならないでしょう。

自衛隊がそういう存在である限り、私は自衛隊を全面的に支援したいと思いますし、有事の際に日本の国土が敵に蹂躙されかねない状態になったら、自ら銃を取り自衛隊と共に徹底的に戦う覚悟です。