被害選手の父・奥野康俊氏「加害選手の寛大な措置を求める嘆願書を集める」

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180526-00010012-abema-soci

「世間から多くの批判に晒され、すでに社会的制裁を十分に受けている。刑事責任をさらに負うべきではない。そこで今の私にできることは、寛大な処分を求める嘆願書を集めること。検察官に寛大な措置がなされるよう求めたい。

こうした嘆願書が、刑事事件によっては相当数、検察庁や裁判所へ提出されることがあります。刑事処分をどうするかを考えるにあたり、犯罪事実そのものだけでなく、様々な情状も内容に応じて考慮されます。こうした嘆願書もそのような情状資料の1つですが、被害者やその近親者といった人ではない、無関係の第三者によるものである場合、あくまでも世論はどうかをうかがい知る1つの資料にはなってもそれ以上のものではなく、刑事処分を大きく左右するものにはならないのが通例です。
タックルした選手が、今後、寛大な処分を元も得ようとするのであれば、どういう慰謝の措置を講じたが、どういう社会的制裁を受けているか、いかに反省し再犯に及ばない実効性が確保されているかといったことを、今後、警察や検察庁に対して、よくわかるように、資料提出していくことが肝要でしょう。