「シーボルト様」切ない思い 妻の手紙、オランダで発見(朝日新聞デジタル) - Yahoo!ニュース
ライデン大学図書館が所蔵していたもので、西南学院大の宮崎克則教授(日本近世史)が現地で確認した。
手紙は女性のくずし字で記され、約3・4メートルに及ぶ。「涙が出ない日はない」「おいね(シーボルトとの娘、イネ)はなんでもわかるようになり、毎日あなたのことばかり尋ねます。私もあなたへの思いを焦がしています」などと、切ない思いがしたためられている。
以前、オランダのアムステルダムに行った際、ライデンにも行って、シーボルトが収集した様々な資料を見たことがあり、その際、司馬遼太郎の「花神」で読んだシーボルトやその妻、娘のイネのことを思い出していました。
シーボルトが日本の蘭学に及ぼした影響、蘭学を学んだ人々による、その後の日本の発展への貢献の陰には、こうした切ない思いがあったのだということをしみじみと感じました。
花神を、また読んでみたくなりました。