<那須雪崩>県高体連、呼吸空間確保法を教えず

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170403-00000006-mai-soci

雪に埋まると、雪の圧力で短時間のうちに窒息する危険が高まるため、流されている時に浮上を試みるか、口の周りを手で覆うなど呼吸できる空間を作れるかが生存時間を延ばすカギとなる。生徒らは雪崩に対する心構えがないまま訓練に参加したとみられる。

この事故について、誰にどのような責任があるかは、軽々に論じられず、今後の捜査や、可能性がある民事訴訟における判断を待つ必要があると思います。
ただ、感じるのは、多くの高校生が、客観的に見てかなり危険な状況の中を、上記記事にあるのような非常時の措置も教えられないまま、極めて無防備な状態にさらされて、その尊い命を失ったということで、痛ましさとともに、もっと何とかならなかったものかということを強く感じずにはいられません。東日本大震災時の大川小学校での悲劇にも通じるものを感じさせられます。
今後の教訓として、人身に対する「危険」「リスク」というものに、特にこうした団体行動を引率するような立場に立つ場合は慎重な上にも慎重さを持ちつつ敏感でなければならず、臆病すぎるほどが丁度良いくらいの運用に徹し、危ないと思ったら踏み出さずに安全第一に振れる、そういう動きでなかればならないと思います。最悪を考えて、それに対処することが強く求められるでしょう。