http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170311-00008657-houdouk-soci
韓国の憲法裁判所は10日、朴大統領の弾劾は妥当だと決定し、朴氏は罷免され失職した。
罷免への反対派と賛成派による大規模集会では、これまでに3人が死亡。
議院内閣制を採用する日本では、選挙で指導者をダイレクトに選出する大統領制のほうが、リーダーシップを発揮しやすくより良いという文脈で語られることが多い印象があります。しかし、最近のアメリカ、韓国といった国々の状況を見ていると、また、インターネットが多用されて民意がより移ろいやすくなっている状況にも照らすと、そういった特徴を持つ大統領制が、本当に国益に沿った政治を実現できるものなのか、素朴、率直に疑問を感じるものもあります。国として、分断されずに統一された状態で、最大多数の最大幸福を目指すに当たり、大統領制というものが持つ危険性、弱点ということを、制度として考えておく必要はあるでしょう。議院内閣制を大統領制的に運用するということを考える上でも、そうした検討は意味があるのではないかという気がします。
