「政治の師」梶山静六氏の墓参り

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170822-00016986-houdouk-soci

梶山氏が橋本政権の官房長官として、沖縄のアメリカ軍普天間基地返還の合意に尽力したことに言及し、「(梶山)先生は、常日頃から沖縄に寄り添い、政府としてできることは全て行う。そうした思いを、わたしども内閣も引き継いで、目に見える形で実現をする。そういう思いで、決意をして、しっかり行っていきたい」と述べた。

梶山氏は、武闘派として鳴らし、強面な人でしたが、その政治信条を見ると、日本が再び戦争することがないことを重視し、憲法9条を変えることには反対するなど、戦中派としての経験を踏まえた面を兼ね備えていました。平成の一桁頃までは、そういう政治家がまだいましたが、徐々に亡くなって、経験を踏まえた重鎮のような存在が、気づいたらいなくなってしまったのが現状という気がします。勇ましい話、他国をなじりそしる話がとかくもてはやされがちですが、それでは過去の歴史に学び賢く生きているとは言えないでしょう。
梶山氏の頭の中には、凄惨な地上戦が展開され、海軍の大田中将が、自決前に「沖縄県民斯ク戦ヘリ 県民ニ対シ後世特別ノ御高配ヲ賜ランコトヲ」と打電した沖縄の歩みが常にあったことと思います。
歴史に学びその重みを踏まえて賢く生きていく、その重要性を感じます。