森友学園問題 自民・下村博文幹事長代行 安倍昭恵首相夫人の小学校名誉校長就任「明確に拒否すべきだった」

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170305-00000511-san-pol

自民党下村博文幹事長代行は5日午前、学校法人「森友学園」(大阪市)への国有地払い下げ問題に関連し、安倍晋三首相夫人の昭恵さんが開校予定の小学校の名誉校長に就任(のちに辞任)したことについて、森友学園側に「利用された」とした上で、「(就任を)明確に拒否すべきだった」と述べた。都内で記者団に語った。

「首相夫人」という名前には相当なバリューがありますから、利用したいという人は世の中に山のようにいるでしょう。利用されて良い場面というのは限られているはずで(政治的に偏りがなく公益性が高いなど)、この疑惑の事実関係自体については今後の解明に待つしかありませんが、首相夫人という立場として、関与すべきではないところに関与した安易さ、脇の甘さは批判されてしかるべきではないかという気がします。公人か私人かという議論の前に、まず、そこは指摘されなければならないでしょう。
権力者が権力の座にいる期間が長くなるにつれ、権力者や周辺関係者の驕りや慢心も生じがちになります。この問題も、そういう見地からも見ておく必要もありそうです。