「交渉の場としての相続―遺産分割協議をいかに行ったら良いか」(青林書院)

交渉の場としての相続―遺産分割協議をいかに行ったら良いか

交渉の場としての相続―遺産分割協議をいかに行ったら良いか

以前、私が運営しているシェアスペースを使用していた土居伸一郎弁護士から贈っていただきました。ちょっと間があきましたがこの場を借りて御礼申し上げます。
ざっと読んでみましたが、「交渉」の在り方、進め方といったことを、ゲーム理論なども参考にしつつ、分析、検討しながら、遺産分割協議をいかに進めるべきかが検討されていて、両面からの検討が行われていることが、類書になり特徴ではないかと感じました。遺産分割の実務書としてもかなり具体的、詳細に解説されていて参考になります。
私自身も、遺産分割協議を家庭裁判所で進めている件があり、その参考にもなりそうです。やや分厚い(500ページ弱)ですが、本棚に置いておき折に触れ取り出して読む1冊として持っておくのも良いと感じました。