没後400年 古田織部展

http://www.matsuya.com/m_ginza/exhib_gal/details/20141230_furutaoribe_8es.html

庭園や茶室建築にも新しいアイデアを持ち込み、室町時代から続いた武家茶の空間を新たに再編した一方で、ゆがんだ茶碗や水指、花生や会席道具など、「織部好み」と呼ばれる斬新なデザインを茶道具に取り入れ大流行させました。

開催が明日までで、正月明けで忙しくて行けずにいたため、この週末にちょっと事務所を抜け出して行ってきました。かなりの人で、多くの人の関心を集めていることがうかがえ、展示品も古田織部にまつわる逸品など見応えがあるもので堪能しました。
前に、同じ松屋銀座で開催された

松屋銀座で武将茶人・上田宗箇の世界展−武家茶用茶室「再現」ブースも /東京
http://d.hatena.ne.jp/yjochi/20111230#1325215823

を見学したこともあって、古田織部の高弟であった上田宗箇により、広島藩で、武家茶が上田宗箇流として伝えられたことや、自分がその広島で生まれ育ったこと、学んだ修道学園茶道部上田宗箇流であったことにも、何か縁のようなものを感じます。古田織部は、大坂の陣で豊臣型に内通していた疑いがかけられ(これが何を読んでも今ひとつ真相がわからないのですが)切腹し、今年で没後400年になり、その年にこうした充実した展示が見られて良かったと思いました。