NTTドコモ、iPhoneやiPadを「おサイフケータイ」にするデバイスを10月下旬に発売

http://www.rbbtoday.com/article/2014/10/03/124082.html

おサイフケータイ ジャケット01」は、モバイルFeliCa ICチップを搭載し、Bluetoothで専用アプリ「おサイフリンク」をインストールしたiPhoneと接続。各種ポイントサービスや電子マネー「iD」をはじめとする電子マネーなどの「おサイフケータイ」対応サービスを利用できる。

iPhoneを購入するにあたり、障害となることの1つに、お財布ケータイ機能が使えない、ということがあると思います。私のように、iPhoneAndroid端末を持ちAndroidのほうでお財布ケータイ機能を使う、という人も多いと思いますが、そういう2台持ち(私の場合、最近は多い時で4台持ちですがそれはともかく)をしたくない人も当然多く、悩ましいところではあります。従来は、iPhoneのケースにスイカなどのカードが入れられるようにしてお財布ケータイ機能はそれでまかなう、ということもされてきましたが、新幹線、航空機、各種電子マネーなど様々な場面でこの機能を使うということには対応困難で、そこに出てきた解決策が、こうしたお財布ケータイ機能付きのジャケットということでしょう。
発想として悪いものではないと思いますが、ジャケットを装着すればかさばりますし、それでなくても大きめのiPhone6Plusに、このジャケットを装着するのはいかがなものかと、使用する者としては考えてしまいます。
Bluetoothを介することで、どこまで安定して使えるのか、使ってみないと何とも言えないものがありますが、橋桁経由で架橋しているような印象はあり、やむを得ないこととはいえ、スマートさも今ひとつでしょう。
注目される新製品ではありますが、どこまで利用者が伸びるかは何とも言えない、という印象で、こういった製品を出すのであれば、もっと早く出しておくべきだった(iPhoneなしでもお財布ケータイ機能を様々な方法で利用することが定着する前に)ということも感じます。iPhoneを巡り後手後手にまわったNTTドコモの迷走を象徴する製品と言えるかもしれません。