鉄道自殺未遂、未通報多く JR各社や私鉄 再発防止へ支援手つかず

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140825-00010000-qbiz-bus_all

鉄道自殺が後を絶たない中、駅のホームから線路に飛び込むなどした人が列車と接触する前に助け出された場合、JR各社など鉄道会社の多くが、本人のけがや鉄道側の損害がなければ家族や警察に連絡・通報せず、そのまま立ち去らせていることが、西日本新聞の取材で分かった。自殺者の4割に自殺未遂歴があるともいわれており、鉄道自殺を図ったことがある人を周囲が把握し、支援する仕組みづくりが急がれる。

未遂が既遂へとつながる恐れがあり、そのまま立ち去らせるのは良くない、とは思いますが、では、すべて警察へ通報すべきかということになると、かえって本人が苦しい立場になったり家族との軋轢が悪化するなどの恐れもあって、なかなか難しい面があるように思います。
例えば、ですが、警察へ通報しない自殺未遂者については、自殺防止を行っている公的機関やNPOなどへ連絡して引き継ぎ対応してもらう、といった、よりソフトな措置が講じられれば、自殺防止に役立つことが期待できそうに思います。東京でも、人身事故で電車が止まることが多く、そのほとんどは自殺や自殺未遂ではないかと思われ、よりきめ細かな対応が可能になるように、関係者には対策を講じてほしいところです。
そういうことができる、人に優しい社会を、今後の日本には目指してほしい気がします。