ヤフー、3カ月の長期休暇導入/給与1カ月分を支給

http://www.shikoku-np.co.jp/national/main/20131101000029

同様の長期休暇制度は欧米の企業や大学が取り入れているが、日本企業では珍しい。欧米では大半が無給だが、ヤフーは独自に支援金を出して取得を後押しする。

私は、検察庁に入って11年目に、静岡地検で勤務中、1か月ほど、「リフレッシュ休暇」というのを取ったことがあります。現在もその制度があるかどうか知りませんが、当時、行われていたもので、と言っても、特別に休暇を与えられるものではなく、有給休暇と土日祝日を組み合わせて、1か月ほど休んでよい、というものでした。
今なら、1か月も休みがあれば、わーい、という感じで海外旅行にでも行くところですが、当時はそういう才覚も金もなく、ぶらぶらしながら本を読んだり昼寝したりして過ごしました。こう言うと、無駄な休暇だったようですが、そうして休んでいると、身体が実に休まって楽になるのが実感でき、それまで無理をしてきたことを感じましたし、休息できたことがとてもよかったと、しみじみと感じたものでした。
身体を休めつつ、落ち着いて物事を考えることで、日頃は見えていなかったものが見えてきたり、自分自身の生活を見直す、といった効果もあったように思います。
10年程度、走りに走り続けるような生活をしていると、心も身体も疲弊してくるもので、一定期間勤めてきた人にこうした休暇を与える制度は、とてもよいことではないかと思います。
長期間休むことに不安や抵抗を感じる人もいるかもしれませんが、長期休暇を取ることで新たに見えてくるものもあるもので、思い切って休んでみるのも悪くない、と、自分の経験に照らしてもお勧めしたいですね。