ゴーン前会長の勾留「問題ない」 地検幹部が批判に反論

ゴーン前会長の勾留「問題ない」 地検幹部が批判に反論(朝日新聞デジタル) - Yahoo!ニュース

海外メディアでは「長期勾留」という批判が出ているが、久木元氏は「それぞれの国の歴史と文化があって制度がある。他国の制度が違うからといってすぐに批判するのはいかがなものか」と反論した。

 次席検事とは同期で、任官した年の1989年(平成元年)の年の暮れに、終電がなくなるまで飲んで、日比谷あたりで長時間、タクシーを探して、やっと乗れて公務員宿舎まで帰ったことを、記事を読みながら思い出しました。

それぞれの国でその国の司法制度があるのは当たり前のことで、現在、日本の刑事司法制度へ寄せられている批判は、そのような当たり前のことを超えた、先進国(日本がそうであるとして)らしからぬ、グローバルスタンダードからの逸脱(起訴前の身柄拘束期間が長い、取調べへの弁護人立会が認められない等)ですから、記事にあるようなことは反論というよりも「我々は適法な範囲内でやっている」という叫びみたいなものでしょう。

かつては「捜査に誤りはない」と豪語していた時代もある特捜捜査に、世界からの批判が矢のように浴びせられるということに、時代は変わったものだと感じます。