女児失踪は野犬が連れ去り 豪、32年前の事件で結論

http://sankei.jp.msn.com/world/news/120612/asi12061214270002-n1.htm

オーストラリアの巨大岩石ウルル(英語名エアーズロック)近くのキャンプ場で1980年、生後間もない女児が行方不明となり、国内外の注目を集めた事件で、地元検視当局は12日、女児はディンゴ(野生のイヌ)にさらわれた後に死亡したと結論づけた。
事件では、女児の母親が82年に殺人罪終身刑判決を受けた後、ディンゴの生息地で女児の着衣が見つかり逆転無罪となった。

事件の経緯は、

http://www5b.biglobe.ne.jp/madison/murder/text/chamberlain.html

がわかりやすいですね。私は知りませんでしたが、メリル・ストリープ主演で映画化もされている(日本未公開)とのことです。
元々の有罪という評決には、証拠の評価を誤ったり、母親に対する偏見が影響している可能性があるなど、大きな問題があったことが、日本での、事実認定が困難を見る上でも教訓になるような気がします。
誤った裁判が、いかに大きな悲劇や損失を生み出すか、ということを、改めて強く感じずにはいられません。