掌紋誤登録で浮上せず 警視庁12年前の殺害事件容疑者

http://www.asahi.com/national/update/1127/TKY201111270141.html

捜査関係者によると、掌紋は三つの部位に分けてDBに登録するが、その際に部位を誤ったという。

この被疑者は、その後も事件を起こしていて、データベースへの入力が正確であれば、より早期に犯人と特定でき、かつ、他の事件にも防止できたものがあったのではないかと言われているようですね。
人間が手作業でやることには、過誤が伴います。インターネット上でサービスを利用する際に、メールアドレスを2度、入力させられることがありますが、あの要領で、掌紋等のデータベースへの入力も、例えば、異なる2名が別々に入力して、双方の入力内容が一致しなければ(その場合、少なくともどちらかが間違っているということでしょう)、登録できずアラートが飛ぶ、といったシステムにしておけば、こういった過誤は防げるのではないかと思います。
過誤を責める前に、過誤が起きないようにする、セーフティーネットの整備をしっかりとやらなければならないでしょう。