WiMAXとテザリングが武器! auの「HTC EVO」は最速のスマートフォンか?

http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20110502-00000001-trendy-mobi

通常、WiMAXの利用料金は、「年間パスポート」プランを選んでも月額3880円かかる。さらにAndroidスマートフォンも一緒に持ち歩こうと思うと、WiMAXスマートフォンを合わせたパケット料金は、月額9000円を超えてしまう。だが、EVOならWiMAXを使っても月額約6000円。3000円近くも安く済む。安さだけでもWiMAXユーザーで、新しいスマートフォンが欲しいと思っている人には、乗り換え候補になるはずだ。

気になる通信速度はどうか? 2011年4月17日、東京渋谷駅近くのカフェにて通信速度を計測してみた。テストに利用したのは「BNRスピードテスト」。5回ずつ計測した平均値は、WiMAX利用時で下り平均が2.57Mbps。上り平均も1.98Mbpsと、スマートフォンとしてはかなり速い。

個人的に気になったのは、バリバリ使うテストではなく、使わないときのバッテリー消耗具合。WiMAXでつないでいると、何も使っていなくてもなぜかバッテリーが消費していく。バッテリーを100%から13時間以上放置してみたところ、残量が53%まで下がってしまった。Xperia arcと並べて同じテストをしてみたが、こちらは同条件で80%までしか下がらない。

今月2日に入手して、早速、使っていますが、3Gとwimaxテザリングができる、というだけでも、これは「買い」だと思いますね。特に、wimaxが、上記の記事にもあるように、上りも下りも高速で、快適な使用感に満足しています。HTCの端末としては、Dsire、Ariaに次いで3台目ですが、HTCのユーザーインターフェイスは、個人的に気に入っている上、慣れているため、余計に使いやすく感じるのかもしれません。なお、androidのバージョンは、最新の2.3ではなく2.2ですが、動作性は良好でXperiaなどと比べても不満を感じるようなものではありません。
ただ、敢えて難を言えば、やはり、バッテリーがもたない、特にテザリングをやると、というところは挙げておかなければならないでしょう。購入時に予備のバッテリーが1個付いていますが、それを差し替えても、1日中、テザリングを含めどんどん使用すれば、バッテリーはかなり心許ないと思っておいたほうがよいと思います。やはり、eneloop等の外付けバッテリーを一緒に持ち歩くことが避けられないでしょう。
画面が大きく見やすいスマートフォンですが、その分、大きく、最近の薄型軽量化の流れの中では、やや重量感があるのも事実です。これは、例えば、薄くて軽いXperia arcと比べてみると明らかです。女性には、これはちょっと感じる人が少なくないかもしれません。デザインも黒のみで、Xperia arcや、例えばこれも最近発売されたMediasなどの、カラーにも工夫した端末に比べると、やや寂しさがあります。色の点(黒ばかり)は、HTCの端末に共通する特徴で、今後の工夫がほしいところではあります。
とは言え、現状で、テザリングができる機種が少ない中、HTC EVOではテザリングができ、しかもwimaxまで使えますから、HTCらしい、バランスの良い機能など、総合的に見てかなり魅力ある、選択肢の中に加えるべき1台であることは間違いないと思います。