F2戦闘機、追加調達へ FX難航 中国軍拡、次善の策

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100719-00000041-san-pol

現在の候補は米英などが共同開発中のF35ライトニング2、米国のFA18E/F、欧州共同開発のユーロファイターの3機種。防衛省はF35を有力視するが、開発・運用試験の段階で、量産は早くても28年ごろからと見積もられている。
追加調達の検討を迫られているのは、中国の航空戦力の増強も影響している。中国はSu27やJ10などの導入・生産を進め、F2と同じ第4世代機の保有数は約350機。約140機ある在日米空軍機でカバーするものの、F2にF15を加えた空自の第4世代機は約290機しかなく、水をあけられている。中国は第5世代機も31年ごろに運用を始めるとの分析がある。

F35は、量産が「早くても」平成28年頃である以上、既にこの時点で候補からは外すべきでしょうね。
残るはFA18E/Fとユーロファイターですが、私が見た限り、Su27との空戦性能はユーロファイターのほうが優れているようであり、また、FA18E/Fの採用例は今のところ米国とオーストラリアだけであるのに対し、ユーロファイターのほうが採用国が多いなど、やはりユーロファイターのほうが総合的に見て優れているのではないかと思います。しかも、ユーロファイターは、相当熱心に売り込んできているとのことで、日本側にかなり有利な条件で導入することが可能でしょう。
航空自衛隊には、親米派が多く、米国、米国と飛びつく米国かぶれが多いのかもしれませんが、真の国益は何か、ということを考えるべきであり、古ぼけたF2のようなものを買うよりも、ユーロファイターを思い切って導入することを真剣に検討すべきではないかと思います。