http://sankei.jp.msn.com/politics/news/120222/plc12022208570002-n1.htm
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/120222/plc12022208570002-n2.htm
関係者によると、日本側は2013会計年度(12年10月〜13年9月)の米国防予算案が発表された今月中旬、F35の価格の維持と日本企業参加を米国防総省に確約するよう、文書で求めた。開発の遅れと同盟国の買い控えで量産化のメドが立たず、1機当たりの価格高騰が不可避なためだ。
この際、日本側は「価格の高騰が続けば、導入計画の中止も否定できない。価格維持の確証が欲しい」と米側に伝えた。
価格維持の確証が得られるはずもなく、米国側も戸惑っているでしょうね。
普通、物を買う時に、現状で重大な問題点を抱えて開発中、いつ完成するかわからない、価格も今後高騰する見通しで高騰すればした価格で買わなければならない、という商品を買おうという人はいないでしょう。それをやろうとしているのが、F35を買おうとしている日本ですが、この馬鹿げた買い物の負担を背負い込むのは日本国民です。
こういった惨状の中、正式採用を決定するのは、愚劣としか言いようがないことですが、上記の記事にあるような状況が続けば、導入へ向けて動くに動けず、日本の航空戦力の整備に重大な支障が生じかねないでしょう。他国の航空戦力が着々と向上している中、旧式の老朽化戦闘機を使い続けることで生じる戦力の不均衡(このままでは、今後、少なくとも数年は続く)を、防衛関係者はどう考えているのでしょうか。
速やかに正式決定を白紙に戻し、機種選定をやり直すべきだと思います。