稼げる超ソーシャルフィルタリング

稼げる 超ソーシャルフィルタリング

稼げる 超ソーシャルフィルタリング

堀江貴文氏の本ですが、話題になっているので、昨日、裁判所からの帰りに書店で買って、今朝までの間に一気に読みました。
GmailツイッターiPhoneを活用し、特に、ツイッターでは、有用な情報源をうまく使い(ここがソーシャルフィルタリングということになるようですが)、シャワーを浴びるように、有益な情報を収集するというのは、確かにうまい方法で、ツイッター時代の新たな手法と言えるでしょう。従来からも、人脈をうまく作り、様々な情報を人から収集することは推奨されていましたが、リアルな場での人脈形成には様々な限界もあり、ツイッターのようなツールで、まずは一方的に情報を吸収する関係を作ってしまい、その後、必要に応じて、徐々に双方向なものを目指して行く、というのは、手っ取り早くもあり、有用でしょう。
本書では、メーリングリストインスタントメッセンジャーを活用したプロジェクトの進め方も具体的に紹介されていて、これも興味深いものがありました。こういった手法は、IT企業でよく利用されているものといえ、うまく機能すれば、かなりの効率、成果が得られます。
ただ、堀江氏も少し指摘しているように、各自の意識やスキルが低ければ、なかなか機能せず、形骸化する危険性も高く、こういった手法がうまく活用できる組織は、日本ではまだまだ少ないというのが私の実感です。そういうところにも、日本がなかなか「立ち上がれ」ない理由があるのかもしれません。
とは言え、この本には、すぐに役立つ実戦的なノウハウがいろいろと紹介されていて、こういったスキルに興味を持つ人にとっては読むに値するという印象を受けました。