科学捜査に有効か、「手に付いた細菌」のDNA鑑定 米研究

http://www.afpbb.com/article/environment-science-it/science-technology/2710136/5501893

手には細菌が大量に付着しており、これらの一部が手から離れたとしても、その生命力は非常に強い。手のバクテリアのコロニーは、室温では2週間そのままの形で生き残り、手を洗っても数時間後には再生するという
一方で、布地などに付着した指紋は不鮮明だったり、採取できない場合がある。
血液、組織、精液、だ液などが対象物に残されていない場合、法医鑑定を行うのに十分なDNAの採取ができないことが多い。
研究チームは、「皮膚に付着した細菌の細胞が莫大(ばくだい)な数に上ることを考慮すると、当事者が触れた表面からは人のDNAよりも細菌のDNAを回収する方が容易である可能性がある。しかし実際そうなのかは、今後の研究で確認される必要がある」と指摘している。

上記の記事に書いてあることには、素人としてもうなずけるものがあり、今後は、こういった細菌に関する鑑定が、有効な方法として採用、実施される可能性がありそうです。
手をよく洗っているつもりでも、我々の手にはかなりの細菌が付着しているということであり、清潔好きの人には気持ちが悪い話ではありますが、そういったものが、真犯人を特定するとともに冤罪を防止することにもつながるということを考えると、細菌というものも捨ててものではない、という気がしてきます。