18年前の未解決事件 DNA採取に成功 犯人のものか

18年前の未解決事件 DNA採取に成功 犯人のものか(テレビ朝日系(ANN)) - Yahoo!ニュース

捜査関係者によりますと、血痕の血液型は被害者とは違うA型でした。さらに去年、再鑑定したところDNAが採取でき、性別は男性のものであることが新たに分かりました。これまでに登録されているデータベースには一致する人物はいないということです。

 こういう手法は、犯人を特定、検挙する方向だけでなく、過去の事件を洗い直して冤罪ではないかを検証する、そういう方向にも使われるべきでしょう。

現状では、確定事件の証拠は全面的に検察が握っていて、それを、再審の場で検証しようとすると、膨大な時間と労力がかかります。例えば、冤罪である可能性が、抽象的にではなくある程度具体的に存在すると裁判所が認定すれば、捜査機関とは独立した第三者的な組織が、証拠を全体的、網羅的に検証して、上記のような最新の技術も活用できるようにすれば、隠れた冤罪が明るみに出てくることも十分にあり得ます。

そういったことができるような刑事訴訟法の改正が必要だと思いますし、議論を深め広げていくことの重要性も感じます。