日中歴史共同研究、「南京事件」は両論併記へ

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091222-00000026-yom-pol

日本軍が37年に中国・南京を占領した際に起きた南京事件に関しては、中国側は政府の公式見解「犠牲者30万人」を譲らず、日本側も「数万人から20万人まで」など様々な説があると主張したため、両論併記とすることとした。日中戦争についても、日本側は「軍部の一部勢力に引きずられて戦線が拡大した」との見解を示したが、中国側は「計画的な中国への侵略」と結論づけ、かみ合わなかった。

教科書問題でも、こういった点は問題になってきた経緯がありますが、複数の見解が存在、対立する場合、いずれかに決めることができなければ無理に決めず、併記するということは、歴史の世界では不可避という気がします。そういった一種の余裕のようなものが、異なる見解であっても頭から排除せず聞くべきところは聞く、ということにもつながり、前向きな議論へも発展して行くでしょう。
年末年始に何を読むか、現在、検討中ですが、南京事件に関する本もいくつか読みかけになっているので、ここで読んでおこうかという気持ちになりました。