http://www.asahi.com/national/update/1222/OSK200912210168.html
弁護士は「書面作成にあたってウィキペディアを参照した。具体的な日付まで書いてあったので、間違いがあるとは思わなかった。争点に関係ないので、被告の大淀町に刑事告訴の有無などの事実経過は確認していない」と話した。
私が関与している事件で、相手方の弁護士がウィキペディアをそのままプリントアウトして証拠として提出し、裁判官に失笑されていたことがありますが、本当のこととそうでないことが渾然一体となっているもの、役立つものだが間違いが入り込んでいるものという意識を持って見ないと、上記の記事にあるようなことになってしまうでしょうね。
インターネット上の情報には、ウィキペディアに限らずそういう面があり、そのことをわきまえて情報に接するというリテラシーが必要ということを改めて感じさせられるニュースです。