収益優先「面白ければいい」IT新興企業で相次ぐ“KY”ビジネス

http://www.zakzak.co.jp/society/domestic/news/20090905/dms0909051239004-n1.htm

削除されたのは、先月25日に公開されたPC版アプリ「ワタシのドレイちゃん」。ミクシィ上でゲームや便利ツールなどを提供する新サービス「mixiアプリ」のひとつとして公開された。ユーザーがマイミクシィ(SNS上の友人・知人)を「ドレイ」として買い取り、名前をつけて操作。“強制労働”させてお金を稼がせるというツールだ。
開発した「コミュニティーファクトリー」は、ミクシィアプリ開発企業のため創設した「mixiファンド」の適用第1号企業。「世界最大のSNS『フェースブック』の人気アプリなどを参考に作成、ミクシィの審査を経て公開した」(同社)というが、25日の公開当初から、「ジョークとしても笑えない」などの批判が殺到。同日夜までに削除した。

「ドレイ」に強制労働をさせる、という設定自体が、単なる遊び、ジョークでは済まないものを感じさせてしまい、少なからぬ利用者に不快な思いをさせてしまうことは避けられないでしょうね。問題は、そういったアプリを作って公開してしまう側だけでなく、「審査」して許容してしまうミクシィ自体にもあるように思います。
IT系の企業は、社員が若く、若さ故のエネルギーや感性で大きな成果を生むこともありますが、若さというのは同時に未熟さでもあり、未熟な部分をいかに補って行くかということもきちんと考えておかないと、今後もこの種のドタバタは発生するでしょう。