参考書に間違い215か所!「真島のわかる社労士」を回収

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090430-00000085-yom-soci

同社によると、資格試験向けに作られたこの本(918ページ)は、社会保険労務士(社労士)の真島伸一郎氏が編著者で、ほかに4人の社労士が執筆。初版は1万2000部。塾でテキストとして使っていた真島氏自身が、12月初めに間違いの多さに気づき、出版社に申し出た。「解雇」とすべき所を「雇用」に、「保険者」が「被保険者」に、「賃金」が「貸金」になっているなど、基本的なミスが目立つ。
同社は今年1月から回収を始め、ホームページ上に正誤表を掲載している。別の出版社によると、参考書は専門知識を持つ第三者に内容をチェックさせるのが普通だが、同書はこうしたチェックがなかった。

専門的知識を持つ第三者に内容をチェックさせるのが普通、と言っても、専門家である社会保険労務士が執筆した本ですから、各自がそれぞれの責任できちんと書いていれば、これほどの間違いは生じないと思いますが、どういう執筆体制になっていたのかがよくわからないですね。
しがない弁護士の感覚では、自分の名前が入った本が出る以上、丹念にチェックし念には念を入れるのが当然、ということになりますが、そういう感覚では、いつまでもしがないまま、ということでしかなく、大きくはじけるためには、多少のいい加減さがなければ駄目ということなのかもしれません。