「無期」受刑者1710人 昨年末、最多を更新

http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2009041101000020.html

集計によると、無期懲役・禁固の判決が確定し、08年中に服役が始まったのは53人(前年は89人)。一方、08年中に仮釈放されたのは5人(同3人)にとどまった。
服役期間をみると、08年末時点で80人が30年以上、うち6人は50年以上で、依然として長期化する傾向にある。

仮釈放の可否は従来、刑務所長らの申し出に基づいて審理されてきたが、今月からは服役が30年を超えた段階で一律に審理する方式に変わった。仮釈放が増え、受刑者の減少につながる可能性が指摘されている。

無期刑になる者が増加し、仮釈放がなかなか認められなければ、無期受刑者は必然的に増加しますね。
昔は、15年から20年程度の受刑期間で仮釈放になった無期受刑者もいましたが、有期刑の上限が、かつての20年から30年に伸びたこともあって、最低30年は受刑させるということになっているものと思われます。ただ、人により更生の度合いは大きく異なり、「応報」を重視して、一律、最低30年は受刑させるということが妥当なのかどうかについては、異論もあるでしょう。