バカじゃねえか…幹部は処分…ワッペン作り直しで石原知事

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090410-00000769-yom-soci

石原知事は、この問題を報じた読売新聞を掲げながら、作り直す前のデザインについて「東京の下水はきれいだなって感じがするし、いいじゃない」とし、「規格に合わないからと作り直して、バカじゃねえかほんとに」と怒りをあらわにした。
最初のワッペンには、イチョウ形の都シンボルマークの脇に、水色の波線が添えられたが、同局は、「マーク使用の際に他の要素を加えない」という都の内規に反すると判断し、作り直した。内規は、マーク制定の1989年に作られたが、都の担当課は「使用方法で混乱しないよう一定の約束事を設けたが、強制ではない」としている。

こういう小役人根性といったものは、怒られても処分を受けても治らないでしょうね。昔読んだ、

完本 危機管理のノウハウ

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で、火事の際に、消防士がどこかの役所の消火栓を使おうとしたところ、守衛が出てきて、許可がないと使えない、などと言って(正確な言葉は忘れましたが)、目の前で火事が起きているのに使わせなかった、というエピソードが紹介されていたことや、確か、司馬遼太郎の何かの作品で読んだ記憶がありますが、幕末、日本へ来て幕府と交渉していた外国人が、相手について「ヤクニンだから話にならない。」と、その優柔不断さ、無責任さを指して言っていた、といったエピソードを思い出しました。
消火ができなくても、ワッペンの作りなおしで多額の経費が無駄になっても、物事を杓子定規に解釈し独善的に暮らす、というのが小役人根性で、日本の文化に目指した悪弊という側面があるだけに、土着のウイルスのようなもので、根絶は難しいでしょう。