「水中考古学」広がる 沈没船・海底遺跡…保護の動きも

http://www.asahi.com/culture/news_culture/TKY200904060064.html

調査に手間がかかるが、水中ならではのメリットも少なくない。「沈没船などは、沈んだ当時の生活空間がそのまま保存されている。タイムカプセルのようなもの」と荒木理事。また、陸上だと腐ってなくなる木製品も、水中では水に漬かったまま、よく残っていることが多い。

上記の記事にも出てくるエジプトのアレクサンドリアには、10年余り前に行きましたが、その後、同所で海中遺跡の調査や遺物の収集が進んでいるということなので、機会があれば、また行ってみたいと思っています。お金と時間(特に時間)を作らなければなりませんが。
「塩漬け」というと、ネガティブなイメージがありますが、海中で塩漬けにされていたことが、良好な保存状態というものを可能にしたという場合もかなりあるのでしょう。
私は、昔から歴史好きで、中学、高校時代には、一時、大学で歴史を学んで歴史学者とか考古学者といった道に進もうかと考えたこともありました。ちょうどそのころ、ロッキード事件をはじめとする疑獄事件がよく話題になっていて、社会正義とか刑事法といったことに興味を感じ、法学部へ進むことになりました。法律を学んでみたところ、意外と向いていた面があって早めに司法試験に合格したので、この世界に入って現在に至っていますが、歴史とか考古学といった分野を学ぶのもおもしろかったように思いますし、本格的な研究者とかになれなくても、高校とかで歴史でも教えながら、休日に郷土史などを研究する、といった人生も、おもしろいものがあったのではないかと思うことがあります。
今は、仕事が忙しく、なかなか歴史関係の本を読む時間が取れませんが、年をとり、まだ生きていれば、仕事も収入も減って、今どころではなく細々と生活することになるので、そうなったら、たっぷりある時間(時間だけはたっぷりあるでしょう)で好きな歴史の本などを読んで気楽に生活したいなどと、事務所の自室で書類に囲まれつつ思いながら、このエントリーを書いています。