「日米両海軍の提督に学ぶー第二次世界大戦における統率の教訓」(中村悌次)

昨日、広島市民球場へ行く前に、広島市内の古本屋をのぞいたところ、この本もあって、沖縄戦や2・26事件関係の本と一緒に購入しました。
この本は非売品で、元海上幕僚長の中村氏が、防衛研修所の委託により執筆したものを、昭和63年に、海上自衛隊の幹部自衛官の研鑽用ということで印刷、配布したものということのようです。
先ほど、きな臭かった事件がついにはじけて火が付いてしまったのを新幹線内の電光掲示板で見ながら、この本を拾い読みしつつ帰京しましたが、題名通り、日米の著名な将官の統率が、豊富な資料に基づいて丹念に検討されていて、これを入手したことは、今回の帰省での大きな収穫と感じました。広島は、市の近郊に陸上自衛隊第13旅団、呉には海上自衛隊の拠点があり、江田島には海上自衛隊第一術科学校(旧海軍兵学校)もあって、この手の非売品の貴重な古本が出やすい環境にあるのかもしれません。時々は帰省して、古本屋巡りする意味、価値があるとも感じました。