陪審員が裁判中に「数独」 オーストラリア

http://www.afpbb.com/article/disaster-accidents-crime/crime/2403700/3022713

覚せい剤を販売用に大量に製造したとして終身刑に問われている被告人の1人が、裁判中に陪審員長がパズルを完成させているところを目撃した。
弁護士らは、陪審員たちがペンを動かしているのは、何かのメモをとっているのだろうと信じて疑わなかったという。
被告人の1人の弁護を担当するRobyn Hakelis弁護士は、オーストラリア放送協会(ABC)の取材に対し、「非常に熱心な陪審員たちだと思っていた」と話した。

日本の裁判員制度でも、現在は、まだ制度がスタートする前で模擬裁判が行われている状態にあり、模擬裁判で裁判員役を務めている人々はそれなりに意識が高い人たちですから、「わかりにくい」「自信がない」等々の、まじめに取り組むことを前提にした問題点が噴出しています。しかし、それ以上に怖いのは、この記事にあるような、やる気のない、ふまじめな裁判員の存在でしょう。こういった人々も、評議の際には、有罪無罪、死刑に処すかどうか、といった重要な決定に関わることになり、それを考えると、やはり、かなり怖いものがあります。