【裁判員制度】変わる被告の見た目…判決への影響は?

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090727-00000554-san-soci

東京地裁は昨年7月、被告役がスーツにネクタイを着用して模擬裁判を行った。証拠不十分による無罪という結論だったが、裁判員役を務めた一般参加者からは「きちんとしている方が予断が入らない」と好意的な感想があった一方、「被告の態度が重要で服装は関係ない」という冷静な意見も出た。
結局、模擬裁判で見た目が及ぼす効果は不透明だった。ベテラン刑事裁判官は「多少は見た目が影響するだろうが、被告の真摯(しんし)な姿の方が影響はあるのではないか」としている。

身柄を拘束されている被告人は、やむをえず、自らの意思とは無関係に、ジャージ姿でサンダル履きだったりするのであって、裁判員の多くも、それは理解できるはずだと思いますけどね。
私の感覚としては、見た目は無関係ではないものの、上記の記事に出てくる「ベテラン刑事裁判官」と同様、やはり、言っていることの中身、真摯な態度、誠実さ、といったことがいかに裁判官、裁判員に伝えられるか、ということがかなり重要ではないかと思います。そういった面についても、被告人と弁護人がきちんと打ち合わせをして、あらぬ誤解を受けないよう、慎重に臨むことが、特に裁判員裁判では必要でしょう。