父と強い結びつき 突き落とし少年家裁送致

http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/okayama/news/20080415-OYT8T00828.htm

福島章上智大名誉教授(犯罪心理学)は「通常であれば、もっと早い段階で親との関係を断ち切り、同年代の友人と付き合いながら自立していくが、少年は高校卒業後も、異常なほど濃密な関係にあった父親と互いに強く依存し合っていたようだ。だから、父親に反発できず、他人に攻撃の矛先が向いてしまったのではないか」と分析する。

最近、改めて少年法に興味を感じて、少しずつ勉強しているのですが、特に上記のような重大事件にあっては、犯した犯罪に見合う刑罰を科すという要請と、少年の可塑性にもかんがみ矯正指導して二度と再びこのような犯罪を犯さないように更生させるという要請が激しくぶつかり合う面があり、判断が非常に難しいということを強く感じます。
どのような処分になるとしても、今後、少年鑑別所等で上記事件の少年の資質、問題点をよく見極めてほしいと思います。