「丸紅幹部は替え玉」 出資企業が詐欺で告訴

http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2008033090073304.html

関係者によると、出資の協議は昨年秋に数回、丸紅本社の会議室で行われた。この問題で今月10日に懲戒解雇された社員2人のほか、架空の投資話で出資を募った医療支援サービス業「アスクレピオス」(中央区)の親会社、医薬品研究開発「LTTバイオファーマ」(港区、東証マザーズ上場)の前社長(34)=今月7日辞任=が出席。さらに、丸紅で医療事業を担う「ライフケアビジネス部の部長」を名乗る人物も同席した。
協議の結果、リーマンが出資する投資事業組合と丸紅が、医療機関を再生させる共同事業の契約を結んだ。事業の成否にかかわらず、丸紅がリーマンの出資分の元本と分配金相当額を保証する内容だった。
ところが、償還が滞って今月6日に架空契約が発覚。リーマンが実際のライフケアビジネス部長に確認し、会議室で会った人物が替え玉だと判明した。

「ハイエナ外資」をまんまと騙していて、詐欺としてはたいしたものだと思いますが、今後は、丸紅の責任が問題になりそうですね。
丸紅側は、純然たる被害者であり責任はない、と主張しているようですが、現役の社員が関わり「本社の会議室」まで詐欺の小道具として利用されていることから見て、何の過失もなく純然たる被害者で責任はゼロです、では、とても済まないように思います。
今後は、ハイエナ外資対老舗商社の、金を弁償しろ、いや、できない、という泥沼のような争いになりそうです。