弁護士の就職難

http://www.mbs.jp/voice/special/200801/22_11673.shtml

を読みました。
登場する弁護士が、月に平均して約25万円の収入で、毎月20万円の赤字である、とされていますが、1人では勝手がわからない、としても、売上をもっと増やす方法はあるのではないか、と思います。国選弁護の報酬が安い、安いとよく言われますが、まめに受任すれば相応の報酬は支給されますし、個人の債務整理案件を着実に受任するなど、経験がなくても、すぐにできることはいろいろあるように思います。
「事務員も雇えず、自ら受付に座ります。」とありますが、受付があるような事務所を借りるのは、もっと仕事が増えてからにして、当面は自宅を事務所にしておいて経費を節減する、という方法もあるでしょう。そもそも、受付に座っていても仕事が舞い込んで来るはずもありません。いろいろなところに顔を出し、名前を覚えてもらうなど、営業努力も必要、という気がします。
弁護士以外の「士」業の人々は、昔から、資格があれば安泰、などとは考えず、皆、必死に営業努力をしつつ生き残りを図ってきている状況であり、資格があれば生活が安泰なのは当然などと考えてきた弁護士の甘さ、ということは、率直に反省すべき面があるように思います。