「弁護士は儲かる仕事ではない」

http://d.hatena.ne.jp/tamago2/20071026#1193381675

このエントリーで、この問題を一般化すべきではありませんが、一つの具体例として参考になると思います。
弁護士は、人それぞれで、ヘリコプターを買うほど儲かっている人もいれば、生活保護をもらうほど困窮している人もいて、正に「超格差社会」ですが、裁判官、検察官の場合は、昔ながらの年功序列システムが残っていますから、たとえ嫌なことがあったりしても、私のようにさっさと辞めたりせずに、我慢して勤め上げていれば、いずれは、年収2000万円、という恵まれた地位に到達することも十分可能です。弁護士で、経費等を除いて、裁判官、検察官の年収(給与ベースで)2000万円クラス以上に達している人は、正確な比率はよくわかりませんが、上から数えて、せいぜい2割か、多くても3割程度ではないかと思います。もちろん、上記エントリーにあるような高額の退職金、おいしい公職の斡旋、バラ色の公証人ライフ、役所ルートでの優良な顧問先の紹介、等々の「役得」も、裁判官、検察官にはあっても、弁護士にはありませんから、人生全体での、お金の上での「損得」を考えてみた場合、弁護士のほうが儲かる、と即断するのは大きな間違いということは言えると思います(儲かる場合もありますが)。
バラ色の夢を描いている人にとっては、見たくない、厳しい現実、ということになるかもしれません。しかし、現実が厳しいのは確かです。